今年もあとわずかとなりました。少し早いですが、埼群古墳館で今年人気のあった古墳TOP10(閲覧数)を発表します。
第1位 沼津市高尾山古墳(昨年10位)
ダントツの1位でした。古墳としては最も古い時期の3世紀築造で、同時期としては東日本で最大級の規模です。道路用地にかかり消滅するはずでしたが、保存運動に押され残されることとなりました。メディアを賑わせたせいでアクセスが多かったのかな。

第2位 安中市簗瀬二子塚古墳(昨年7位)
6世紀初頭築造の前方後円墳で最近整備され、今年になって古墳公園としてオープンしたばかり。妙義山を背景に景色も良く墳丘マニアにあすすめ。ベンガラで赤く彩色された横穴式石室が開口していますが施錠され見学はできません。すぐ脇に小さな展示館が設けられ、そこで石室の3D映像が見られます。

第3位 高崎市綿貫観音山古墳(昨年1位)
6世紀後半築造の100mクラスの前方後円墳で古墳公園として整備されている。玄室面積は奈良県見瀬丸山古墳の石室に匹敵するほど大きく、大刀・馬具などきらびやかな副送品が出土している。近くの県立博物館に展示されているのでお見逃しなく。石室内は県教育委員会に予約すれば見学できます。

第4位 狛江市狛江古墳群亀塚古墳(昨年9位)
復元全長40m程度の帆立貝形前方後円墳ですが、ほぼ破壊されオリジナルはほとんど残っていません。昨年に続き謎のランクインです。

第5位 高崎市観音塚古墳(昨年4位)
非常に大型の横穴式石室をもつ後期前方後円墳。戦時中、防空壕を掘っていて偶然石室が開口し、銅椀・馬具など豪華な副送品が出土している。近くにそれらを展示した資料館があり、石室見学のさいには懐中電灯を貸してもらえます。

第6位 壬生町車塚古墳(昨年ランク外)
古墳時代終末期の大型円墳で、周溝・周堤ともに信じられないほど良く残っています。切石積の大型石室も必見です。最近継続的に発掘調査が行われており、下野では葺石は珍しいのですが墳頂まで葺石がびっしりと敷きつめられていたことが判明しました。

第7位 行田市八幡山古墳(昨年ランク外)
古墳時代終末期の大型円墳。埼玉県といえばさきたま古墳群を思い浮かべる方が多いと思いますが、関東の石舞台とも呼ばれる大型石室は必見ですよ。

第8位 高崎市保渡田八幡塚古墳(昨年ランク外)
5世紀築造の100mクラスの前方後円墳。古墳公園として整備され、周溝・中島・葺石・埴輪など過剰なほど復元されている。後円部内に舟形石棺を展示する施設まである。

第9位 春日部市内牧塚内古墳群(昨年2位)
小円墳が数基残存するのみの地味な古墳群ですが、昨年に引き続きランクイン。なぜ?

第10位 行方市三昧塚古墳(昨年ランク外)
霞ヶ浦北岸にある5世紀後半の前方後円墳です。土取りで半壊でしたが古墳公園として整備されました。昭和31年の発掘で石棺を開くときは露天が出るほど大勢の人が集まったとのこと。

11位~20位は以下の通り。
第11位 牧之原市烏子山古墳
第12位 葛飾区柴又八幡神社古墳
第13位 藤岡市伊勢塚古墳
第14位 小山市琵琶塚古墳
第15位 流山市鰭ヶ崎三本松古墳
第16位 藤岡市七輿山古墳
第17位 横浜市綱島古墳
第18位 前橋市天川二子山古墳
第19位 あきる野市大塚古墳
第20位 前橋市宝塔山古墳
ちなみに、昨年10位以内から陥落したのは、渋谷区猿楽塚古墳(3位-24位)・朝霞市柊塚古墳(5位-37位)・前橋市天川二子山古墳(6位-18位)・前橋市宝塔山古墳(8位-20位)でした。
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