2021/08/28

伊勢崎市丸塚山古墳

【アクセス】JR伊勢崎駅から徒歩・自転車3.6km、駐車場無し ★地図★
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
丸塚山古墳 前方後円墳(帆立貝形古墳) 全長81m、後円部径58m、高さ8m、張出部幅26m、くびれ部幅41m、長さ27m、高さ2.5m 三和町 台地 埴輪片、組合式箱型石棺×3 伊勢崎市史

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5世紀後半の築造と推定される比較的大型の帆立貝形の前方後円墳。墳頂付近から3基の組合式箱型石棺が発見された。

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その内最も大型の3号石棺が2021年に所有者のご厚意で赤堀歴史民俗資料館に屋外展示された。緑泥片岩を用い全長約220cm。残存するのは石棺の部材3点のみのようだ。(隣接して台所山古墳出土石棺も展示されている。)

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側石の一枚は状態が良い。組み合わせの溝が彫り込まれている。

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他の2点の石材は破片のようだがどの部材だったのだろう?本古墳の他の2基の石棺は凝灰岩製でこの石棺より新しい時期のものらしい。残っているのなら是非展示して欲しい。

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(撮影 2013/05、2021/08)

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2020/07/07

伊勢崎市鶴巻古墳

鶴巻古墳は、上渕名交差点の北900mほどの早川右岸の台地上に築かれています。
【アクセス】JR国定駅から徒歩・自転車4.5km、駐車場有、見学自由(石室内立入不可)
★地図★
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
鶴巻古墳 帆立貝形墳 東西35.5m、南北32.5m、高さ5m 下小保方 台地、公園 円筒埴輪、刀寸や鉄鏃、轡、金銅製環、歯、骨片、横穴式石室 現地案内板

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北から。復元整備され小さな公園となっている。

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南向きに開口する横穴式石室。施錠されていて入れない。

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奥壁。

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(以下現地案内板より抜粋)横穴式石室この古墳の横穴式石室は、遺体を安置する部屋である玄室と通路である羨道とに分かれています。羨道は長さ2.25m、高さ1.2mあります。玄室は幅が広く、床も1段下がってあり、長さ3.15m、幅は2.15m、高さは2.05mあります。 石室の壁には、角閃安山岩という石が使われています。この石は、実は榛名山二ツ岳の軽石なのです。6世紀の中頃、榛名山二ツ岳は大噴火を起こしましたが、そのとき噴出した軽石は利根川(当時は今の広瀬川あたりを流れていたようです)に押し出して流れていきました。 この軽石を利根川からここまで運び、上下左右と正面の5面を削り、大きな石は下にして互目状に積み上げたもので、極めて美しい横穴式石室です。 天井石には、凝灰質の大きな砂岩が4個使われています。この石の産地は不明ですが、遠くからはるばる運んできたものと思われます。 発掘調査の結果、内部からは刀寸や鉄鏃などの武器、轡なのどの馬具、金銅製環などの装身具類のほかに歯や骨片なども出土しました。 この石室に葬られた人物は、古墳の規模や優れた築造技術からして相当に力がある、おそらくはこの地域を治めていた豪族のひとりだったのではないかと思われます。 平成9年3月 佐波郡東村教育委員会東村指定史跡 鶴巻古墳下谷地区のこのあたりには、古墳が35基以上あります。これらの古墳はいずれも古墳時代後期(今から約1400年前)に造られたものです。残念ながら今ではほとんどの古墳が消滅してしまい、姿をとどめるものはこの鶴巻古墳だけになってしまいました。しかし、雑草が生い茂り、墳丘も崩れかけていて自由に見学することは出来ませんでした。 そこで東村では、この貴重な古墳を往古の姿に戻し、後世の人々に永遠に遺してゆくため、3カ年計画でこの鶴巻古墳の整備を行いました。平成6年度には用地を購入し、平成7年度には古墳の本来の姿を知るために発掘調査を実施し、その結果をもとに史跡公園として設計を行い、平成8年度に復元整備の工事を実施したものです。 発掘調査の結果、これまで円墳といわれていたものが実は北西方向に小さな造り出しがある、帆立貝形の古墳であることが判明しました。東側は開田のため破壊されていましたが、南から西側にかけて古墳を区画するための周堀が見つかりました。古墳の規模は、周堀の内径で東西方向35.5m、南北方向32.5mありますので、周堀を含めた実際の姿はもっと大きいものになります。 墳丘は2段になっており、下から2段目に横穴式石室の入口があります。この入口の周囲には、約80cmの間隔で円筒形の埴輪がおかれていました。墳丘の高さは周堀の底面から5mと推定しましたが、周堀が地下1mの深さで保存されているため、現在の高さは4mになっています。 周堀は小砂利を敷いて平坦面とし、墳丘には芝を張り階段を設置しましたが、これらは便宜上設置したもので、古墳本来の姿ではありません。 平成9年3月 佐波郡東村教育委員会
(撮影 2003/10)

 

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2020/06/20

伊勢崎市一ノ関古墳

本古墳は、上部国道南側の粕川右岸台地上に築かれています。
【アクセス】JR国定駅から徒歩・自転車3.2km、駐車場有、見学自由、石室内立入要許可
★地図★
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
一ノ関古墳 前方後円墳 残存全長28m、推定全長約50m 本関町 須恵器の高坏、堤瓶、家型埴輪、円筒埴輪、葺石、横穴式石室 現地案内

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南東から。史跡公園としてほぼ整備が終了(2005/09)河岸段丘の縁で西側は侵食を受けている。

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北から。6世紀後半(文献によっては7世紀前半)の築造で本来は全長50m程度と推定されている。1968年と1996年に調査されている。

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南西から。左側が前方部だがほぼ大半が失われている。上毛古墳綜覧をみるとこの周辺には多くの古墳があったらしいが残っているのはわずかのようだ。

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南向きに開口。幅の狭いスロープ状の前庭を付設する。

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望遠で拡大。全長6m前後の自然石乱石積の両袖型横穴式石室。石材は輝石安山岩の割石。

(現地案内板より) 伊勢崎市指定史跡 一ノ関古墳 平成10年12月28日指定  一ノ関古墳は前方後円墳で、粕川の侵食により前方部の大半を削り取られています。現存する墳丘は全長約28mですが、失われた前方部を合わせると、およそ50mの古墳に復元することができます。  墳丘は二段の葺石が築かれ、その間のテラスに円筒埴輪が立てられていました。また、下段の葺石から周堀までは約7mの基壇面が広がり、3段築成を意識して築造されており、周堀は幅約5m、深さ約0.8mで墳丘をめぐっています。  後円部には横穴式石室が造られていて、入口を南に向けています。墳丘からは家形埴輪や円筒埴輪が出土しています。また、前庭付近からは須恵器の高坏なども出土しています。  築造年代は石室の構造や出土遺物から、6世紀後半と考えられます。周片は本関町古墳群を形成していますが、そのほとんどが小規模な円墳であることから、この時期の地域の中心的な人物を埋葬した古墳と考えられます。 平成17年1月31日 伊勢崎市教育委員会 一ノ関古墳の石室  石室は両袖型の横穴式石室で、遺体を埋葬した玄室と通路の役割をもつ羨道からなっています。全長は約6m、奥壁部の幅は約1.5m、高さは約2mです。石材には輝石安山岩の割石を使い、奥壁には巨大な石を使用しています。石室は当時の地表面を掘り込んで造られており、外側には補強のための石組(控え積み)が行われ、天井石の周りは粘土で覆われていました。  羨道の入口は石でふさがれ、全面には墓道のような細長い前庭が設置されています。この前庭は幅が0.8mと狭く、羨道入口から下段葺石にむけてスロープ状に造られたもので、たいへん珍しいものです。  遺物は石室内にほとんどなく、前庭などから須恵器の高坏、堤瓶が出土しています。 (以下略) 平成17年1月31日 伊勢崎市教育委員会
(撮影 2005/09)

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2020/06/19

伊勢崎市お富士山古墳

伊勢崎市最大の前方後円墳で、荒砥川左岸の台地上にあります。
【アクセス】JR伊勢崎駅から徒歩・自転車2.9km、駐車場無し、見学自由 ★地図★
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
お富士山古墳 前方後円墳 全長125m、前方部幅83.2m、前方部高さ5.5m、後円部径77.2m、後円部高さ9.5m 安堀町 台地 円筒埴輪、石製模造品の斧・刀子、臼玉、管玉 現地案内板

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北東から。墳丘は3段に築造され、河原石積みの葺石があり、円筒埴輪列が確認されている。

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南側陸橋から。手前の前方部がJR両毛線でばっさりと削られている。線路のこちら側まで前方部があった。周囲をめぐる堀は盾形の平面形。

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墳長の富士神社社殿。

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石棺の覆屋はアクリル板で囲われているので写真写りが今ひとつ。

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長持ち形石棺は、全国で40数例しかない。関東では、太田市の天神山古墳とお富士山古墳。5世紀中ごろの上毛野地方の首長と畿内の大王との関係を語る上できわめて重要な石棺である。

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長持型石棺は畿内の有力首長とそれと直結するごく限られた地方首長の古墳だけに採用される。砂岩製。

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(撮影 2003/08、2013/03)

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2020/06/14

伊勢崎市台所山古墳

古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
台所山古墳 不詳 不詳 波志江町一丁目 箱式石棺、円筒埴輪、土師器 伊勢崎市史、現地案内板

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昭和46年に桑畑で石棺が発見され北小学校に移築復元された。調査当時すでに墳丘はなかった。(現在は赤堀歴史民俗資料館へ移設されました。)

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石材は切り組み加工され、内側は平に削られている。

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(現地案内板より) 台所山古墳の箱式石棺 この石棺は、昭和46年に市内波志江町1丁目4119-3番地で発見され、ここに移されました。  古墳時代の墓で、今から1400年前ころ(6世紀後半)に作られたものです。人がちょうど入れるくらいに、板状の石を組み合わせて作られていて、形が箱に似ていることから、箱式石棺といわれています。使われている石は、やわらくて削りやすい凝灰石という石です。作られた時は、死者を中にいれて石でふたをし、上は土でおおわれました。  なお、古墳の名前は、発見された土地の名をとって台所山古墳とつけられました。伊勢崎市教育委員会
(撮影 2005/03)

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2020/01/18

伊勢崎市蛇塚古墳

本古墳は、県道前橋古河線南側の粕川左岸台地上にありました。1963年に発掘調査されその後、殖蓮第二小学校に移築復元されています。

古墳名  墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
蛇塚古墳(雷電山古墳、殖蓮第299号墳) 前方後円墳 全長約56m、前方部幅約38m、後円部径約38m 日之出町 形象埴輪(人物、馬、盾、靭)、鉄器類(刀、刀子、鏃、轡、鋏具、吊鎖)、金銅製品(金環、鏡板、杏葉、雲珠)、管玉、小玉 伊勢崎市史、現地案内板

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北東から。校庭の一角に移築復元されている。調査当時すでに墳丘はなく、復元も石室が主のようで前方後円墳のようにはみえない。出土した馬埴輪は市指定重要文化財となっている。

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石室開口部。学校職員の方に声をかけ見学。

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巨石を用いた自然石乱石積袖無型横穴式石室。久しく潜る人はいなかったようで古い蜘蛛の巣が垂れ下がっていた。

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全長9.0m、奥壁幅2.0m、玄室長6.05m、入口幅1.05m。輝石安山岩を主体とし、奥壁は1石、側壁は3ないし2段積。

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奥から外。埋葬部と閉塞部の境には梱石が配されていた。
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(撮影 2005/03)

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2020/01/17

伊勢崎市宅地内古墳A(匿名)

墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
伊勢崎市宅地内古墳A(匿名) 円墳 径30.3m、高さ8.2m 石槨 上毛古墳綜覧

Isea1
民家敷地内のため匿名で掲載。所有者に許可をいただき見学した。
南向きに石室が開口。この付近で潜れる程度に残っているものはきわめて珍しい。

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奥壁は巨石を一石たて、側壁は小振りの軽石(角閃安山岩)、天井石は河原石の巨石を使用。上毛古墳綜覧によると奥行4.79m、幅1.7m。

Isea3

素材的には鶴巻古墳とよく似た印象だが、こちらは石の加工がないようだ。両袖型か?
(撮影 2004/08)

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2020/01/15

伊勢崎市雷電神社古墳

雷電神社古墳は、大間々扇状地扇端の西部で、伊勢崎佐波工業団地の南側にあります。

墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
前方後円墳 50m 伊予久 神社敷地 横穴式石室 案内板
円墳 25m 伊予久 神社敷地 横穴式石室 まいぶん群馬

Raihigasi
東から。墳丘部には雷電神社が鎮座する。北には6世紀代の集落(雷電裏遺跡)があり、さらにその北には十三宝塚遺跡がある。石室の形式的特徴から6世紀末葉から7世紀初頭にかけて築かれた古墳だと考えられている。

Rai1
埋葬施設は本殿直下に位置し、南向きに開口する横穴式石室。羨道上部から中に入ることが出来る。(2005年宮司様に許可をいただき見学)

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玄室への入口は非常に狭い。石室は羨道と玄室からなるが、ともに攪乱が激しく、積み直しされている部分が多いらしい。

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玄門をくぐったらまた玄門?複室構造か?と思ったが文献や案内板に書かれている規模と見比べるとどうやら後世に玄室を2室に仕切ったと思われる。上毛古墳綜覧(昭和13年)によると当時すでにこの形状だった。

Rai4
奥壁。安山岩の削石積。長さ4.7mの玄室のはずなのに2mもないような狭い奥室となってしまっている。

Rai5
奥壁付近から奥室入口。後世の加工か?

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奥室入口付近から玄門。このあたりは旧状を留めているのだろうか。
Raiannai
(撮影 2005/03)

亜非公開

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