石山南遺跡・石山南古墳群現地説明会
石山南遺跡・石山南古墳群の現地説明会に参加してきました。(写真クリックで拡大)
赤堀107号墳の周溝南西端からパノラマ。左右の溝が周溝。奥のテント付近まで周溝が巡り、径約40mと大型の円墳であったが早い時期(大正年間?)に開墾のため墳丘は削平されてしまった。写真右奥建物のあたりに「発掘された日本列島2024」で展示されている埴輪を出土した赤堀104号墳(こちらも径43mの大型円墳)があった。
周溝南端には陸橋が設けられている。周溝からは埴輪・石製模造品・ミニチュア土器が出土し6世紀初頭の築造と推定されている。
出土した「見返りの鹿」。このままゆるキャラにしたい。
赤堀107号墳の調査区域の一角から埴輪土師器製作遺跡が出土した。手前が107号墳の周溝・陸橋で奥の立札はすべて製作遺跡関連のもの。
粘土採掘抗・工房的な建物・窯跡がセットで発見されたのは全国でも希少。今回は製作遺跡の一端をかすめただけで調査区域外に広がっているものと思われるとのこと。
窯跡。天井は落ち込んでしまっているがトンネル状の地下式構造「あな窯」。この窯の時期は6世紀初頭とのことで107号墳と近い時期のようだ。この西側(発掘区域外)にも窯跡があるのだろう。
粘土採掘抗
(撮影 2024/06)
| 固定リンク
「現地説明会」カテゴリの記事
- 石山南遺跡・石山南古墳群現地説明会(2024.07.02)
- 下津原鹿島古墳群現地説明会(2021.11.27)
- 深谷市木の本9号墳現地説明会(2021.11.03)
- 佐久市兜山遺跡(2020.10.06)
- 深谷市鹿島古墳群73号墳(2020.12.21)









コメント