天城山登山と松代方面探訪2
前週の長野探訪では天候に恵まれず消化不良。なのでもう一度行ってきました。
今回は絶好の古墳日和。朝7時に妻女山駐車場から前週行けなかった天城山山頂を目指し登山道に入ります。ここから標高差で280mくらい。念のため熊鈴装着。
15分ほど歩き尾根に出ると天城山が見えてきました。山頂まで登ったあとは、尾根伝いに西へ(唐崎城跡方面)向かい、老の塚古墳・権現山古墳を見て、来た道を引き返しながら堂平古墳群を探す予定です。
天城山手前で登山道を外れ尾根伝いに進みます。
2基の古墳があり、どちらも天井石を失った石室が見られました。長野市の遺跡地図(行政地図情報)では「天城城跡」として「古墳2基露出」とあるのでこれのことでしょうか。
山頂へ最後の100mは激坂でゼイゼイいいながらやっとの思いで登頂。ここには「天空の古墳 坂上古墳」があります。天井石を失った横穴式石室が露出。いくつかの登山系のブログでこの古墳の写真が載っているのですが、その写真の感じよりより大きかった。幅2mくらいはありそう。
西へ転進し唐崎城跡方面へ。途中岩のみの尾根があって怖かった。そこ以外は尾根道なので勾配はたいしたことなし。千曲市遺跡地図に載っている老の塚古墳は発見できず。天城山山頂から1kmほどで権現山古墳を発見。遺跡地図と位置はあっているのでたぶんこれのはず。
ここから引き返し堂平古墳群を探索。これは難儀しました。尾根のすぐ下を探していたのですが標高差で80mくらいも下でした。8基からなる積石塚群で、ざっと見て6基発見。
下山してみるともう出発から3時間も経過。疲労が足にずっしりです。
麓に未訪の日の尾古墳があるはず。道に看板が出ていたので期待大。おお、石室が開口しているではありませんか。しかも大型の横穴式石室。羨道部もしっかり残っています。目分量で玄室高さ幅とも2.3m、玄室奥行き5m以上といったところでしょうか。石室写真はいずれ埼群古墳館にアップします。
次ぎは尼厳山登山道の途中にある天王山古墳群。こちらは標高差60mくらいなのでたいしたことないのですが、疲労が溜まった足ではつらい。やっと3基発見して、うち1基では破壊された横穴式石室が露出していました。
麓ではあんず祭り開催中。きのこ汁うどんをおいしくいただきました。満開のあんず畑は一見の価値有りですね。
この後、皆神山周辺のマイナー古墳をいくつか見て本日の予定終了。最後に松代城跡でおやつ休憩。まだ桜は5分咲きといったところでしょうか。今度の週末あたり見ごろかな。
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